大型トラックの特徴と種類・サイズ。購入とリースでの費用・維持費を比較
あなたは大型トラックの特徴・種類・サイズについてご存じでしょうか?
大型トラックは、高速道路・幹線道路など、主に交通量が多い道路でよく見かけます。
トラックの中でも、サイズ・積載量とも最大で、一般的なドライバーからみると、扱いが難しく、購入価格も高いという特徴があります。
よって大型トラックのドライバーのほとんどが、専門の輸送業者に限られている状況です。
また大型トラック輸送は、航空輸送・海上輸送・鉄道輸送とともに、国内輸送の根幹を担っています。
では、大型トラックには一体どんな特徴・種類・サイズがあるのでしょうか。
今回は、大型トラックの特徴・種類・サイズ・購入とリースでの費用・維持費の比較についてわかりやすくご紹介します。
主なボディタイプは?
大型トラックにはどんなボディタイプがあるのかご存じでしょうか?
大型トラックは、荷物を大量に運べるように、最適化した形状をしています。
こちらでは大型トラックで良く搭載される4つのボディタイプについてご紹介します。
大型トラックのボディタイプは、荷台に載る「架装(荷台に搭載される装備)」で決まります。
①大型トラックの平ボディタイプ
大型トラックの平ボディタイプは、通常の平ボディトラックと同じような構造です。
フラットな固定荷台が一般的な形状になります。
最もシンプルなボディタイプであることから、荷揚げや荷下ろしがラクにできます。
通常の平ボディトラックとの違いは、アオリ(側板)・床材・鳥居デッキなどです。
アオリは対象の荷物に応じて、アオリあり、アオリなしの2種類があります。
アオリありの場合は、全長が長いことから、アオリを5枚に分けた「5方開アルミブロック」が採用されています。
建築建材・建設材の輸送の時は、床材に木材が使用され、キズが付きません。
また、運転席と荷台の間に「鳥居デッキ」が採用されます。
その理由は、大型トラックの平ボディタイプには、大量の荷物が積み込まれることから、荷崩れを起こした時に運転席を守るためのストッパーの役目を果たすためです。
また、最近は後方確認がしやすいようにバックアイカメラが搭載されたものも増えています。
➁大型トラックのバンボディタイプ
大型トラックのバンボディタイプは、基本的には他のサイズのトラックのバンボディタイプと同じドライバン仕様です。
ドライバンとは荷台が箱型で、冷凍機などの温度調節機能がついていないタイプのことです。
大型トラックのバンボディタイプの特徴は、荷室が長くて広いことから、荷物を積み込みやすい構造になっています。
特徴的なのがリアドアから、キャビン側の壁までの床面に、センターローラーが設置されているものがあることです。
センターローラーがあることで、荷物の積み込みと積み降ろしが2人でスムーズに連携して行うことができます。
また、側面の壁には荷物が動かないように、ラッシングレールが上下2段設置してあり、積み荷の固定に大きく貢献する構造です。
このように大型トラックのバンボディタイプは、あらゆる点から大量の荷物を効率的に安全に運べるように造られています。
➂大型トラックのウィングボディタイプ
大型トラックのウィングボディタイプは、基本的に他のサイズのウィングボディタイプのトラックと同じです。
大型トラックのウィングボディタイプの特徴は、リアドア・両サイドパネルの3方向が開閉することができることです。
両側面のアルミパネルは、鳥が羽を広げるように開く構造です。
床は鉄製床が採用されおり、フォークリフトが使え、荷物をパレットに載せることで、効率的な積み込みができます。
④ 大型トラックの冷凍冷蔵車ボディタイプ
大型トラックの冷凍冷蔵車ボディタイプは、基本的には他のサイズの冷凍冷蔵車ボディタイプトラックと同じです。
断熱素材で囲われた箱型荷室の中に、冷蔵装置・冷凍装置を搭載して荷物を冷やすことができます。
食材など鮮度を保ったまま、大量に長距離を運搬することができます。
車種別:寸法サイズ目安
トラックは大きく分けると、次の3つのサイズに分かれます。
「大型トラック」「中型トラック」「小型トラック」の3つです。
こちらでは車種別・寸法サイズの目安についてご紹介します。
①大型トラックの寸法・サイズの目安
❶全長:12m以内
❷全幅:2.5m以内
❸全高:3.8m以内
❹最大積載量:6.5t以上
❺車両総重量:11t以上
➁中型トラックの寸法・サイズの目安
❶全長:12m以内
❷全幅:2.5m以内
❸全高:3.8m以内
❹最大積載量:6.5t以内
❺車両総重量:5t以上11t未満
※大型トラックとは、最大積載量・車両総重量が異なります。
➂小型トラックの寸法・サイズの目安
❶全長 4.7m以内
❷全幅 1.7m以内
❸全高 2.0m以内
❹最大積載量 3.0t以内
❺車両総重量 5.0t以内
必要な免許
大型トラックに必要な免許についてご存じでしょうか?
大型トラックの運転に必要な免許は「大型免許証(一種)」です。
こちらでは、大型免許証(一種)についてわかりやすくご紹介します。
大型免許証(一種)とは?
次の3つの条件のうち、車両に対して1つでも該当すると大型免許証(一種)が必要になります。
❶車両総重量が11トン以上
❷最大積載量6.5トン以上
❸乗車定員30人以上
大型免許証(一種)の取得条件は、普通自動車免許・準中型免許・中型免許・大型特殊免許のいずれかを取得して、通算運転経歴が3年以上です。
免許停止期間はのぞきます。
車種例
こちらでは大型トラックのスーパーグレート・ギガ・プロフィア・クオンについてそれぞれご紹介します。
①三菱ふそう スーパーグレート
❶車両寸法: 全長11990mm × 全幅2495mm × 全高3780mm
❷特徴:三菱ふそう スーパーグレートの特徴は、女性ドライバーでも運転しやすいトラックということです。
➁ISUZU ギガ Gカーゴ
❶車両寸法: 全長11985mm × 全幅2495mm × 全高3795mm
❷特徴:ISUZU ギガ Gカーゴの特徴は、5ツ星トラックを目指していることです。
➂日野 プロフィア
❶車両寸法: 全長11,950mm × 全幅2,490mm × 全高3,790mm
❷特徴:日野 プロフィアの特徴は、スーパードルフィン時代から通算40年近くになるロングセラーモデルであることで、ユーザーに抜群の信頼度があることです。
④UDトラックス クオン CARGO
❶車両寸法: 全長11,990mm × 全幅2,490mm × 全高3,035mm
❷特徴:UDトラックス クオン CARGOの特徴は、国産大型トラックで、破格の普及率を誇っていることです。
車検費用
当然ですが大型トラックも、定期的に車検を受ける必要があります。
大型トラックの車検には、次の3つの料金がかかってきます。
「基本整備料」「自賠責保険料」「重量税」の3つです。
大型4軸を例にして、概算でご紹介します。
❶基本整備料:90,000~118,800円
❷自賠責保険:22,570~32,610円
❸重量税:82,000~円
大型トラックの車検費用を合計すると、おおよそ20万円以上かかります。
大型トラックを一括購入やローン購入であれば、全額自費で払うことになります。
ただし、リースであればリース代金に全て含まれます。
燃費
こちらでは大型トラックのスーパーグレート・ギガ・プロフィア・クオンの燃費についてご紹介します。
①三菱ふそう スーパーグレートの燃費:4.25km/L
➁ISUZU ギガ Gカーゴの燃費:4.25km/L(モード燃費)
➂日野 プロフィアの燃費:4.6km/L
④UDトラックス クオン CARGOの燃費:4.3km/L
よくある架装
大型トラックのよくある架装には、平ボディタイプ・バンボディタイプ・ダンプボディタイプ・クレーン付きボディタイプ・ウィングボディタイプ・冷蔵庫・冷凍庫ボディタイプがあります。
現在大型トラックの架装をご検討中であれば、ぜひトラックリース&ローンcomにお問い合わせください。
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