【トラック】アルミバンやアルミウイングの架装メーカーを紹介!

街中の道路で必ずと言っていいほど見かける「アルミバン」や「アルミウイング」。トレーラーよりもボディがコンパクトで使い勝手が良く、あらゆる物流の現場で活躍しているトラックです。
中古車であれば希望のトラックを探すだけですが、新車で購入する場合は、ベースとなる車両のディーラーだけでなく、荷台を製造する「架装メーカー」も選ばなければなりません。自社に最適な一台を作るためには、荷台の仕組みや各メーカーの特徴を知っておくことが大切です。
【アルミバン・ウイング車の構造と代表的な架装メーカー】
強さと軽さを両立する「アルミ波パネル(コルゲート)」
荷台の外板には、薄いアルミ板に波型の加工を施した「アルミ波パネル(アルミコルゲート)」が多く採用されています。表面積を増やして平面よりも高い剛性を持たせることで、衝撃に強く、走行中のパネルのバタつきを抑える効果があります。
物流のスタンダードを支える機能性と修理のしやすさ
この軽量かつ堅牢な波パネルで構成された側面を跳ね上げることで、フォークリフトによる効率的な積み下ろしを可能にしています。近年は空気抵抗を考慮したフラットパネルもありますが、波パネルは「部分修理のしやすさ」と視覚的なトラックらしさから根強いシェアを誇ります。
架装メーカー選びの重要性と主要3社
トラックの使い勝手を左右する架装メーカーにはそれぞれ特色があります。主要なメーカーとして「日本フルハーフ」「パブコ」「ヤマダボデー(山田車体工業)」などが挙げられ、物流業界のスタンダードとして広く普及しています。
この記事では、アルミバンやアルミウイングの架装を手がけている有名なメーカーを紹介します。どこに依頼すべきか悩んでいる方も、きっと自社に合った架装メーカーが見つかるはずです。
アルミバンとは
アルミバンとは、キャビンとシャーシの状態で納品されたトラックに、架装メーカーがアルミ製のコンテナを製造し、取り付けることで完成する車輛のことです。
アルミバンのメリットは雨風や雪などの悪天候から荷物を守った状態で運搬出来ることです。
さらに、平ボディとくらべて荷崩れや荷物の落下の心配が少ないのも利点といえます。
アルミバンのコンテナ部分は読んで字のごとくアルミ製で軽量化を図っており、多くはコンテナの表面は「アルミコルゲート」という波型に加工されています。
これはコンテナ自体に強度を持たせるためですが、なかには波型ではなく、フラットなコンテナもあります。
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アルミウイングとは
アルミウイングとは、アルミバンと同じようにコンテナ部分がアルミ製ですが、コンテナの左右が鳥が羽を広げたように開閉するタイプのトラックを指します。
アルミバンが後方の扉からしか荷物の積み下ろしが出来ないのに対して、アルミウイングはコンテナ左右を跳ね上げることで、後方だけではなく左右からの荷物の積み下ろしが可能なのがメリットです。
さらに、パレットに乗った荷物なら、アオリを下げればフォークリフトを使っての荷物の積み下ろしが容易におこなえます。
もちろん、アルミバンと同様、雨風や雪などの悪天候でも荷物の運搬が可能です。
しかし、アルミバンよりも加工が必要なため、費用はアルミバンより高額になります。
トラックのアルミバンやアルミウイングの種類
アルミバンやアルミウイングにはそれぞれトラックのサイズがあり、大まかに分けると
- 小型(積載2~3トンクラス)
- 中型(積載4トンクラス)
- 大型(積載10トンクラス)
の3種類になります。
ここではアルミバンとアルミウイングそれぞれの種類について解説します。
アルミバン
| アルミバンサイズ | 荷室の長さ | 荷室の高さ | おもな用途 |
| 小型 (積載2~3トン) |
3150mm前後 | 2100mm前後 | ・食料品配送 ・小規模引っ越し ・小型雑貨配送 |
| 中型 (積載4トン) |
6200mm前後 | 2300mm前後 | ・食料品配送 ・1~2人暮らしの引っ越し ・資材の配送 |
| 大型 (積載10トン |
9000mm前後 | 2500mm前後 | ・食料品配送 ・大規模引っ越し ・長尺の資材 |
アルミウィング
| アルミウイング サイズ |
荷室の長さ | 荷室の高さ | おもな用途 |
| 小型 (積載2~3トン) |
3,100mm前後 | 1,900mm前後 | ・小規模引っ越し ・バラ積みの商品 |
| 中型 (積載4トン) |
6,200mm前後 | 2,400mm前後 | ・中規模引っ越し ・パレット積みの食料品 |
| 大型 (積載10トン) |
9,600mm前後 | 2,600mm前後 | ・大型家具、家電 ・建築資材 ・パレット積みの食料品 |
アルミバンやアルミウイングの架装メーカー一覧
ここでは、アルミバンやアルミウイングを架装しているメーカーを3社紹介します。
どのメーカーもトラックの架装には定評のある会社ばかりです。
・PABCO
-会社概要
| 会社名 | 株式会社 パブコ |
| 本社所在地 | 神奈川県海老名市柏ヶ谷456番地 |
| 創業 | 1901年 |
| 代表取締役社長 | アフマドヴ・ケナン |
| 従業員数 | 約600名 |
引用元:パブコ公式サイト
-製品
| ウイング ボデー |
特徴 |
| EXEOWING(エクシオ ウイング) ![]() |
クラストップレベルの荷室幅2,410mm |
| 冷凍機付き EXEOWING ![]() |
冷凍機が付いたウイングボデー。 |
| 大型 ウイング ![]() |
オリジナル開発のアオリ採用で内寸2,390mm を実現。 |
| 中型 ウイング ![]() |
小物からパレットまでさまざまな荷物に対応。 |
| 小型 ウイング ![]() |
熱反射率が高く荷物の蒸れが少ない。 |
| アルミバン | 特徴 |
アルミバン![]() |
一般的なタイプ。 |
普通免許で運転出来るアルミバン![]() |
トヨタダイナベース車。 普通免許で運転出来る(AT限定可)。 |
| 集配サービス用 アルミバン ![]() |
後部跳ね上げドア付きで宅配などに便利。 |
・日本フルハーフ
-会社概要
| 会社名 | 日本フルハーフ株式会社 |
| 設立 | 1963年10月19日 |
| 本社所在地(工場) | 〒243‐0281 神奈川県厚木市上依知上ノ原3034 |
| 資本金 | 10億250万円 |
| 代表取締役社長 | 田中 俊和 |
| 企業理念 |
|
引用元:日本フルハーフ株式会社公式サイト
-製品
| ドライバン | 特徴 |
大型ドライバン![]() |
内法幅もリアドア開口寸法もワイドで効率のいい積み下ろしが可能。 |
中型ドライバン![]() |
一般雑貨から食料品までさまざまな積荷に対応。 |
小型ドライバン![]() |
狭い道路や市街地の配送に活躍。 部分修理をしやすくするため、リヤドアパネルにメタリックシルバー塗装を採用しています。 |
| ウイングルーフ | 特徴 |
大型ウイング![]() |
・最大100㎏の軽量 ・安全装置の設定 ・ウイングとフレームの段差をなくすことで空気抵抗を低減 |
中型ウイング![]() |
・薄型で高剛性アオリ ・高水密製アオリガスケットコーナー |
小型ウイング![]() |
・薄型で高剛性アオリ ・高水密製アオリガスケットコーナー |
| 温度管理バン | 特徴 |
| 大型冷凍バン (コルゲートパネル) ![]() |
工法の改良により軽量化・耐水性・環境配慮を実現 |
大型サンドイッチパネル![]() |
サンドイッチパネル構造の採用で軽量化。積載量はクラス最大級 |
中型サンドイッチパネル![]() |
床材・ドア材などの改良で従来より約110㎏の軽量化を実現 |
小型サンドイッチパネル![]() |
床材・ドア材などの改良で従来より約95㎏の軽量化を実現 |
・山田車体工業
-会社概要
| 会社名 | 山田車体工業株式会社 (略称ヤマダボデー) |
| 創業 | 1946年2月 |
| 設立 | 1956年 2月 |
| 本社所在地 | 静岡県沼津市松長字改正600番地 TEL: 055-966-0815 FAX: 055-966-7474 |
| 代表者 | 取締役社長 山田 和典 |
| 資本金 | 4,250万円 |
| 従業員 | 合計267名(2020年2月末現在) |
| 経営理念 |
|
- 引用元:山田車体工業公式サイト
-製品
FLAP フラップ(ウイング)![]()
|
・生鮮食品や超精密機器などの輸送に最適 ・+5℃~-5℃までの安定した低温輸送が可能 |
まとめ
アルミバンやアルミウイングは輸送用トラックとしては1番活躍している車輛のため、購入やリースの需要も高いといえます。
特に中古車を購入する時は雨漏り箇所がないかどうか、外回りや内装に著しい損傷がないかなどよく確認してから購入することをおすすめします。
トラックリース&ローン.comでは、中古車は高年式(初年度登録1年以内ならディーラー保証付き)の車両を納車をさせて頂きます。
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よくある質問
Q1:ウイング車の外板が「波パネル(コルゲート)」になっている理由は?
A1:強度を高めつつ、車両重量を軽くするためです。 平らな板よりも、波状に加工された板の方が折れ曲がりにくく、剛性が高まります。これにより、アルミ板を薄くしても十分な強度を確保でき、結果としてトラック全体の軽量化=積載量のアップにつながります。また、光の反射を分散させることで傷や汚れが目立ちにくいという実務上のメリットもあります。
Q2:アルミウイングの「波パネル」と「フラットパネル」の違いは何ですか?
A2:主に「強度と重量」と「見た目(看板)」のしやすさが違います。
波パネル: 構造自体で強度を出すため、薄く軽く作れるのが特徴です。
フラットパネル: 表面が平らなため、会社のロゴやデザインなどのステッカー(マーキング)が貼りやすく、宣伝効果を高めたい車両に適しています。ただし、強度を保つためにパネル自体を厚くしたり補強を入れたりするため、波パネルより重くなる傾向があります。
Q3:トラックウイングアルミ波パネルを採用している主要メーカーはどこですか?
A3:日本フルハーフ、パブコ、山田車体工業(ヤマダボデー)が代表的です。
日本フルハーフ: 「コルゲートパネル」の代名詞的存在で、独自の工法により軽量化と耐水性を両立しています。
パブコ(PABCO): クラストップレベルの荷室幅を確保した「エクシオウイング」などを展開。
山田車体工業: 「ヤマダボデー」の愛称で知られ、職人の技術が光る堅牢な造りに定評があります。
Q4:波パネルに「雨漏り」や「へこみ」が発生した時の対処法は?
A4:架装メーカーや専門工場でのパネル交換、またはリベット打ちによる補修が必要です。 ウイング車は可動部が多いため、長年の使用でガスケット(ゴムパッキン)が劣化したり、パネルの接合部から雨漏りすることがあります。中古車購入時には、内側に水漏れの跡がないかを確認しましょう。波パネルのへこみは板金修理が難しいため、ひどい場合はパネル1枚を交換するのが一般的です。
Q5:アルミウイング車を選ぶ際、サイズ以外に注目すべき点は?
A5:荷室の「内法(うちのり)幅」とアオリの厚さを確認してください。 パレット輸送がメインの場合、標準的なパレットを2列並べてスムーズに収まる「内法幅(2,400mm前後)」が確保されているかが重要です。パネルの構造によって数cm単位で幅が変わるため、トラックウイングアルミ波パネルの厚みやアオリの薄型設計に強いメーカー(パブコや日本フルハーフなど)を選ぶのが効率的です。




















