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トラックのタイヤの空気圧の適正値とは?点検方法等も併せて解説!

トラックのタイヤ空気圧は、車両の安全性・燃費・タイヤ寿命に直結する重要な管理項目です。適正値は車両重量により異なりますが、大型トラックでは700〜900kPa小型トラックでは350〜650kPa程度が目安であり、普通乗用車(200〜240kPa)よりも遥かに高い圧力が求められます。空気圧が不足すると燃費悪化やハイドロプレーニング現象を招き、過剰すぎるとセンター摩耗やバーストのリスクが高まります。2週間に1度はタイヤが冷えている状態で、エアゲージを用いた定期点検を行うことが推奨されます。

「トラックの空気圧」とは、タイヤ内部に充填された空気の圧力を指し、車両の総重量を支え、路面からの衝撃を吸収するための重要な指標です。 計量法の改正により、現在の日本での**空気圧の単位は「kPa(キロパスカル)」**が主流ですが、旧単位の「kgf/cm²(キログラム重毎平方センチメートル)」も併記されることがあります(換算比は 1kgf/cm² ≒ 100kPa)。トラックやフォークリフト等の産業車両、LTタイヤ(ライトトラック用タイヤ)は、重荷重に耐えるため専用の指定空気圧が設定されており、運転席ドア付近のラベルやマニュアルで確認できる「車両指定空気圧」を守ることが運用の鉄則です。

トラックに限った話ではありませんが、自動車の安全な走行には「ホイールの空気圧」というものは極めて重要です。
適正なタイヤ空気圧は、トラックの乗り心地だけでなく、燃費などの要素にも関係するのです。
そこで今回は、トラックのタイヤの空気圧について、点検する方法から空気圧を適性にする理由を詳しく解説します。

トラックのタイヤの空気圧の適正値

トラックの空気圧は、一般的な普通乗用車よりも高い数値が原則として求められます。

まず、タイヤの空気圧の単位である「kgf/㎠(重量キログラム毎平方センチメートル)」は、1999年に新計量法が制定されたことによる「kPa(キロパスカル)」となりました。国産車では、この「kPa(キロパスカル)」と「kgf/cm^2」の2種類のうち、kPa表示の方が主流です。一般的には単位で表記され、タイヤの空気圧に関しては1kgf/㎠=100kPaというレートで換算します。

本題に戻りますが、トラックのタイヤの空気圧についての適正値は、車両重量によって以下の3種類に分けられます。

・小型トラック・バス(1~3.5tクラス):450~650kpa
・小型トラック・バン・(1tクラス):350~600kpa
・中型・大型トラック・バス:700~900kpa

※軽自動車:1.8~2.0kgf/㎠
※普通乗用車:2.0~2.4kgf/㎠

トラックのタイヤの空気圧は、車体の大きさに比例して高く設定されています。車体の重量に耐えられるように空気圧で支える仕組みとなっています。

「適正値」という言葉があるように、タイヤの空気圧が適正な値でない場合、さまざまなデメリットが生じることになります。そのデメリットについては後ほど詳しく解説しますが、ご自身が乗るトラックのタイヤの空気圧は、常に適正値を保つことをおすすめします。そうしなければ、トラックを正常な状態で運用することは難しくなるでしょう。

また、乗用車とは違い、トラックのタイヤは普通車と比較すると扁平なため、空気圧が低くてもタイヤのたわみが少なく目視では非常にわかりにくいです。
そのため、もし目視でタイヤのたわみが確認できる場合は、かなりの空気圧が低下し、タイヤ交換が必要な状態でさまざまな不利益を起こしかねない状態といえるでしょう。

サイズごとのトラック一覧

トラックのタイヤの空気圧を点検する方法

トラックのタイヤの空気圧の点検方法ですが、ガソリンスタンドによってはセルフ形式で空気圧の点検ができるところもあります。一般的な乗用車の場合は1か月に1度の頻度がおすすめされていますが、走行距離の長くなりやすいトラックの場合は2週間に1度の頻度で空気圧をチェックすることが望ましいとされています。
車両販売店(ガソリンスタンド(有人)、自動車用品店、ディーラーなど)で点検してもらう場合は、専門の知識があるプロに計測してもらうこともできます。

トラックリース&ローン.comでは、3ヶ月ごとの定期点検&車検点検を含んだメンテナンスリース契約も承っております。
定期メンテナンス時にかかった費用もリース料内で完結できるので、月額固定費の均一化が可能です。

メンテナンスリースについて

タイヤが冷えている状態か確認する

トラックのタイヤは、高速道路などでスピードを出したり長距離を走行した直後だと、抵抗や摩擦でタイヤが高温になっていることが多いです。そうなると、タイヤ内に封入された空気が熱膨張が発生し、タイヤの空気圧が上昇してしまいます。

この状態だとタイヤの正確な空気圧を測定できず、タイヤの空気圧が安定した値なのかどうかを正確に判断することができません。タイヤの空気圧を測定する前には、必ずタイヤか冷めている状態であることを確認したうえで実施してください。
トラックを走行していない状態で数時間以上放置しておくといいでしょう。

所有するトラックのタイヤの指定空気圧(車両指定空気圧)を確認する

もし、ご自身が乗っているトラックのタイヤの指定空気圧(車両指定空気圧)を把握していない場合は、その把握からスタートしなければなりません。

一般的な車両の場合は、運転席のドアの開口部にその車両のタイヤの空気圧の適正値が記されています。もし、それで表示が見当たらなくてわからない場合は、車両メーカーやユーザーマニュアルに記載されている推奨空気圧と比較して適切な空気圧を確認できます。

トラックによっては前輪と後輪で空気圧の適正値が異なることもあるため、しっかりとチェックしておく必要があります。また、後輪がダブルタイヤといった複輪であるタイヤの場合、外側と内側の両側の空気圧が同じ値になるようにすることが重要です。

タイヤのエアバルブを開ける

タイヤの空気圧をチェックする際には、まずタイヤのバルブキャップを外す必要があります。

タイヤのエアバルブは、ホイールカバーの内部にあります。バルブキャップを取り外す際は滑りやすいため、作業の際には手袋や軍手などは着けずに素手で行うのがおすすめです。

エアゲージで空気圧を測定する

空気充填機についている「エアゲージ」を使って、タイヤの空気圧を測定しましょう。

具体的な方法としては、空気充填機のホースの先(エアチャック)を、エアバルブに押し当てます。その際、エアチェックを正しい形で押し当てないと空気が抜けてしまいますので、エアチェックを押し当てる角度には十分注意してください。

指針が安定したら、現在の空気圧を読み取ります。

空気圧を適正値に調整する

エアゲージの測定値をチェックしながら、タイヤの空気圧が適正値になっているかを確認してください。

タイヤの空気圧が適正でない場合、空気圧を調整しましょう。このとき見た目での判断ではなく、必ずエアゲージの数値を見ながら調整してください。
複輪となっているトラックのタイヤの空気圧が内側外側の両方が同じ値でないと、タイヤの負担に偏りができ、タイヤの損傷や走行時にトラブルが発生する可能性があります。

空気の調整は、手元のボタンのプラス・マイナスボタンで調整できますので、プラスボタンでタイヤに空気を送り込み、マイナスボタンで空気を抜くことが可能です。

タイヤの空気圧の調整が済んだら、エアバルブのキャップを閉めて作業は完了します。

トラックのタイヤの空気圧が過度に高いと及ぼされる悪影響

トラックのタイヤの空気圧は「高すぎる場合」も「低すぎる場合」も、トラブルの原因になります。まずは「タイヤの空気圧が高い場合のトラブル」について解説します。

タイヤの中央部分が磨耗する

タイヤの空気圧が高すぎると、タイヤの中央部分だけが地面に接するため、その部分だけが集中的に摩耗していくことになります。一部分だけが摩耗することは、タイヤそのものの寿命を縮めてしまい、頻繁に交換する必要性が増します。

タイヤバーストの危険性が高まる

前述のとおり、空気圧が高すぎるとタイヤの中心部分だけが地面に接することになります。そうなると、中心部分だけが薄くなっていくと同時に、タイヤの中心部分が高熱を持つことになるのです。高速道路でスピードを出して走行したり、長時間の運転時など、タイヤの一部分が異常な高温状態のまま走行していると、タイヤが「バースト」(破裂)を起こしてしまう可能性があります。

トラックの乗り心地が悪化してしまう

トラックのタイヤの空気圧が高いということは、トラックのタイヤにかなりの空気が入っているということ、要するにパンパンの状態になっているということです。パンパンに膨らんでいるタイヤにはクッション機能がなくなってしまい硬さを増し、走行中の衝撃を吸収することができなくなってしまいます。そのため、トラックの乗り心地が非常に悪くなり、長時間の運転がさらに疲れやストレスを引き起こすことに繋がってしまいます。

トラックのタイヤの空気圧が過度に低いと及ぼされる悪影響

最後に「タイヤの空気圧が低い場合のトラブル」について解説します。

タイヤの側面部分が磨耗してしまう

タイヤの空気圧が不足しているままだと、トラックの重さを十分に支えられなくなってしまい、タイヤが潰れたような形になります。このままの状態で走行していると、タイヤの側面部分も地面に接して走行することになりますので、タイヤの側面が偏って不均等に摩耗していきます。この状態が続いてしまうと、タイヤの寿命が短くなってしまい、タイヤがバースト(破裂)してしまう事態につながることもありますので注意が必要です。

トラックの燃費が低下してしまう

タイヤの空気圧が適正値に達していないと、タイヤ本来の性能を発揮することができなくなってしまいます。トラックが走行するのに余分な駆動力を増やして使うことになってしまいます。これによって燃費が悪くなり燃料費の分だけトラック運用に多くのコストがかかるようになってしまうのです。

ハイドロプレーニング現象が起こる

トラックのタイヤの空気圧が適正値よりも低い状態で走行していると、「ハイドロプレーニング現象」のリスクが高まります。ハイドロプレーニングとは、タイヤの空気圧が低くなることで、車両の安定性が低下し、トラックの走行中にタイヤと路面の間に雨水などが入り込んで、ブレーキなどの運転制御ができなくなる現象であり、事故のリスクが高まるので非常に危険です。悪天候や急なハンドリング時に、車両がスリップやスライドしやすくなります。

他にも走行時の安定性が低下したり、ブレーキの効きが悪くなったりするデメリットもあります。

まとめ

トラックのタイヤの空気圧は、可能な限り常に適正値を維持することが重要であることがわかります。
定期的にタイヤの空気圧を点検や調整をしてメンテナンスをきちんと行っていくことで、トラックの安全性と性能を保ちます。
タイヤの空気圧以外にも、トラックの各パーツの定期的なメンテナンスは重要であり、事故のリスクを抑えて安全にトラックを運用するためにはタイヤの空気圧をはじめとしてトラックを常に最善の状態に維持しつつ運用することが重要だといえます。
その他ご質問やご相談もお気軽にお問い合わせください。

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よくある質問

Q1:大型トラックのタイヤ空気圧の適正値はどのくらいですか?

A1:一般的に700〜900kPa(7.0〜9.0kgf/cm²)程度です。 車両の種類や積載量、タイヤサイズによって異なります。10tクラスの大型車は非常に重い荷重を支える必要があるため、乗用車の約3倍以上の高い空気圧が設定されています。必ずタイヤが冷えた状態で、運転席ドア開口部の「指定空気圧ラベル」を確認してください。

Q2:車やトラックの空気圧単位「kPa」と「kgf/cm²」の違いは何ですか?

A2: 現在の国際標準単位がkPa(キロパスカル)、旧単位が**kgf/cm²(キログラム)です。 換算は非常に簡単で、「100kPa = 1.0kgf/cm²」**と覚えておけば実務上問題ありません。例えば、指定が600kPaであれば6.0kgf/cm²と同じ意味になります。

Q3:LTタイヤ(ライトトラック用)の空気圧を乗用車と同じにしても大丈夫?

A3:いいえ、大変危険です。 LTタイヤは積載時の荷重に耐えられるよう、構造が強化されています。小型トラックやバン(1t〜3.5tクラス)の場合、350〜650kPa程度の高い空気圧が必要です。乗用車感覚で230kPa程度まで下げてしまうと、タイヤが異常発熱し、走行中にバースト(破裂)する恐れがあります。

Q4:フォークリフトやトラクターの空気圧で注意点はありますか?

A4: どちらも特殊な環境で使用されるため、定期的なチェックが必須です。

  • フォークリフト: 荷役時の安定性を保つため、トラックと同等かそれ以上の高圧(700〜1000kPa程度)に設定されることが多いです。

  • トラクター: 畑などの軟弱地では接地圧を下げるためにあえて低めに設定する場合もありますが、舗装路走行時は指定値まで戻さないとタイヤの偏摩耗を早めます。

Q5:空気圧点検はなぜ「走行前(冷えている時)」に行うのですか?

A5:走行後は摩擦熱で空気圧が一時的に上昇してしまうためです。 走行直後のタイヤは内部の空気が膨張しており、本来の数値より高く表示されます。正確な「指定空気圧」に調整するためには、数時間停車してタイヤが冷めた状態で測定するのが基本です。

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