【トラック】平ボディの架装メーカーを紹介!
トラックのタイプに多いのが「平ボディ」。
平ボディはキャビン(運転席)と荷台から成り立っているシンプルなトラックで用途も広く、さまざまな現場で使われています。
平ボディは、キャビンとシャーシだけのトラック本体に架装メーカーが荷台を製造、組み立てることで成り立っており、さまざまな架装メーカーが存在します。
そこで今回は、トラックの平ボディの特徴や製造している架装メーカーを紹介します。
トラックの平ボディの特徴
平ボディは読んで字のごとく荷台部分が平らな形状になっており、周囲は荷物落下防止用のアオリで囲まれているタイプのトラックです。
アオリは上げ下げが可能で、アオリを下げて荷台をフラットにすることで、荷物の積み下ろしがスムーズにおこなえます。荷台とアオリは鉄製、アルミ製、木製があり、最近では軽量のアルミ製が主流です。
積載量は2トン、4トン、10トンが多く、なかには積載1トン車や軽自動車の平ボディもあります。また、ハイラックスやダットサンなどの「ピックアップトラック」も自動車ではあるものの、荷台がフラットなので平ボディといえます。
トラックの平ボディはアルミバンなどと違い屋根がないので、ある程度の高さのある荷物なども積むことが可能です。
もちろん、高さ制限のある道路やトラック自体の高さ制限を考慮して積み込むことが必要です。
トラックの平ボディの種類
トラックの平ボディは大きく分けて次の3つの種類があります。
超低床型平タイプ
地面から荷台上部までの高さが最も低いのが「超低床型平タイプ」です。高さは地上から780mm~785mmで低床のため、直径の小さいタイヤを使用しています。
メリットは荷台の高さが低いため、荷物の積み下ろしが楽に出来ること。人力でもフォークリフトでも対応可能です。
全低床型平タイプ
「全低床型平タイプ」は、荷台が超低床型と高床型の中間の高さに位置する平ボディです。
地上からの高さは840mmから970mmで、荷台が高すぎず低すぎず丁度いいこともあり、幅広い運送業界で使用されています。
高床型平タイプ
荷台の高さが最も高いタイプで、高さは地上から925mm~1105mmです。
メリットとして、高床型は直径の長いタイヤを使用するため、キャビンや荷台に振動が伝わりにくいという面があります。そのため、ドライバーにも荷物にもやさしいといえます。
荷台が高いので、手積みには向いておらず、おもにフォークリフトやクレーンでの積み下ろしが主流です。
トラックリース&ローンなら[新型エルフ・平ボディ]も待たずに納車可能
平ボディの架装メーカ一覧
ここでは「平ボディ」を製造しているおもな架装メーカーを3社紹介します。
・山田車体工業
-会社概要
会社名 | 山田車体工業株式会社(略称ヤマダボデー) |
創業 | 1946年2月 |
設立 | 1956年 2月 |
本社所在地 | 静岡県沼津市松長字改正600番地 |
代表者 | 取締役社長 山田 和典 |
資本金 | 4,250万円 |
従業員 | 合計267名(2020年2月末現在) |
経営理念 |
|
引用元:山田車体工業公式サイト
- -取り扱い架装、実績
-
ボデータイプ 概要 平ボデー
超低床型・全低床型・高床型。 クレーン付き
主にユニック車と呼ばれる車両。さまざまな荷物を運搬出来る。 アコーディオン
左右のアオリにアコーディオン式の幌(ほろ)が付いていて、クレーンでの積み下ろしに最適。 チップ運搬車
おもに穀物や家畜の飼料などを運ぶための車両で、ダンプのように荷台が上がるタイプもある。 重機運搬車
ユンボやフォークリフトなどの重機を運ぶための車両。重機の積み下ろしがスムーズにおこなえるように、荷台部分がアウトリガーによって傾斜するようになっている。後部にあるブリッジと呼ばれる導板は車体下部に収納したり跳ね上げた状態で収納する。
・勝田製作所
-会社概要
会社名 | 有限会社勝田製作所 |
所在地 |
本社 ・ 工場
〒192-0003
東京都八王子市丹木町2丁目151番地2 |
創業 | 昭和37年5月 |
資本金 |
640万円
|
代表者 |
会長 勝田 晃
代表取締役社長 勝田 千人志
工場長 勝田 茂
|
社員数 | 本社工場他作業場61名 他期間工員22名 |
工場場所 | 海老名工場、寒川工場、平塚作業所、仙台作業所 |
引用元:有限会社 勝田製作所公式サイト
-取り扱い架装、実績
ボデータイプ | 概要 |
小型平ボデー二次架装 |
積載3トン以下の小型車両。 |
4t平ボデー架装 |
積載4トンの中型車両。 |
パワーゲート付平ボデー二次架装 (※画像無) |
アオリ後部にパワーゲートを設置。 ガスボンベの運搬に多い。 |
2トンユニック平ボデー二次架装 |
積載2トンの小型ユニック車。リース会社などで小型重機の積み下ろしに使われる。 |
大型平ボデー架装 |
積載10トン以上の平ボデー車。 超低床型・全低床型・高床型。 |
・美川ボディ
-会社概要
会社名 | 美川ボデー株式会社 |
所在地(本社) | 〒254-0012 神奈川県平塚市大神3055番地 |
営業所 | 北陸営業所、関西営業所 |
創業 | 1924年(大正13年)4月 |
資本金 | 5,250万円 |
代表者 | 代表取締役社長 永崎 敏浩 取締役 山本 信行 取締役 石原 良二 監査役 永崎 薫 |
社員数 | 53名(外注先を含む) |
-取り扱い架装、実績
ボデータイプ | 概要 |
スロープハンガー付回送車仕様 |
ユンボやフォークリフトなどを運ぶための車両。ブリッジ(歩み板)を装備。 |
精密機械運搬車仕様 |
精密機械運搬時の損傷防止のため、荷役道具を収納するBOX式鳥居を装備。アオリ丁番やバンパーなどはステンレス製。 |
クレーン付アルミブロック煽(300mm一体煽)車仕様 |
アオリ高さが300mmで統一されクレーンとBOX式鳥居を装備。安全帯用のパイプ付。 |
アコーディオン幌車仕様 |
アオリ上部の左右の幌(ほろ)がアコーディオン式に伸縮し、雨から荷物を守ります。幌の前面開放や片側操作も可能。 |
鉄筋・鋼材運搬車(木製煽)仕様 |
主に鉄筋や鋼材の長物を運ぶための車両。 鋼材用ポールは分割式で収納に便利。アオリが木製のため、前面にセイコーラックを使用。 |
重量物運搬車仕様 |
重量物が荷台で動かないように、アオリ上に滑り止めとして縞アルミを使用。 |
スタンション付積載量重視車両仕様 |
スタンションを装備することで、長物を分割しての運搬が可能。アオリや丁番、セイコーラックなどはステンレス製。 |
木製煽クレーン付車両仕様 |
クレーンで鋼材やその他の重量物を吊り上げ積み込むことが可能。アオリの外側はボンデ鋼板製。 |
オールアルミ車仕様 |
アオリ、床面、鳥居など全てをアルミ製にすることで積載量を確保出来る。 |
コンテナ運搬及び平ボデー併用車仕様 |
通常の積載物の他、コンテナを運ぶためにツイストロック回転収納式を架装。 |
重機運搬車仕様 |
車両運搬用のセルフオーダー式のジャッキを排除しBOX式鳥居を装備。サイドバンパーとフェンダーはステンレス製。 |
まとめ
トラックの平ボディはコンテナやアルミバンのように屋根がなく、ある程度高さのある荷物を積むことが出来るので、使い勝手がいいのが特徴です。
平ボディは中古トラックでも多く出回っているので、架装メーカーや中古トラックのホームページから用途にあった車両を選びましょう。
トラックリース&ローン.comでは、日本全国に広がる当社の幅広い仕入れネットワークからお客様の希望する形状のトラックを予算に併せて当社で探し、仕入れを行います。
まずは無料の審査のお申込みからお待ちしております。