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トラックのエンジンがかからない!カチカチ音のする原因や対処法まで解説!

トラックのエンジンがかからない際、キーを回した時に聞こえるカチカチ音キュルキュル音は、車両からの重要なサインです。主な原因はバッテリー上がりセルモーターの故障に集約されます。バッテリー電圧が不足していると、電装品の電気はつくものの、エンジンを始動させるセルモーターに十分な電力が届かず「カチカチ」という作動音のみが発生します。一方、「キュルキュル」と音が鈍い場合はバッテリーの残量低下、「ガガガ」といった異音はセルモーター内部のギアの摩耗や故障が疑われます。突然のトラブルを防ぐには、2〜3年ごとのバッテリー交換と、異音発生時の迅速な点検が不可欠です。

「セルモーター(スターター)」とは、バッテリーの電力を使用してエンジンを物理的に回転させ、始動させるための電動モーターです。 エンジン始動時にカチカチと音がしてセルが回らない現象は、セルモーター自体が故障しているか、あるいは供給源であるバッテリーの電圧が低下し、モーターを回すパワーが不足している状態を指します。トラックエンジンがかからないトラブルの多くは、このセルモーターとバッテリー、そして発電を担うオルタネーターのいずれかの不具合に起因します。特に24V仕様のトラックでは、ジャンプスタートの際にも24V対応の機器や車両が必要となるため、普通車(12V)とは異なる正しい知識が求められます。

「車庫から発進しようとエンジンキーを回したらエンジンがかからない。」
「何度かキーを回しているうちに最後はカチカチ音がして何の反応もなくなった。」

こんな経験をしたドライバーもいるのではないでしょうか。トラックのトラブルはいろいろありますが、なかでも多いのがエンジントラブルです。
トラックのキーを回してもエンジンがかからない「カチカチ音」の原因で多いのが、「バッテリー上がり」や「セルモーターの故障」です。

このようなトラブルは突然起こることが多いのですが、定期的な点検をすることで防ぐことも出来ます。
今回はトラックのエンジントラブルについて、エンジンキーを回した時のカチカチ音の原因やその対処法を解説します。

カチカチ音がする原因とは

トラックのエンジンがかからず、キーを回すと聞こえるカチカチという異音はセルモーターやオルタネータという部品が故障している可能性が高いです。

セルモーターはエンジンを始動させるために必要不可欠な部品で、電源であるバッテリーが上がっていると、反応せずにカチカチ音だけが鳴ります。

オルタネータはバッテリーに必要な電源を発電する部品で、オルタネータがトラブルを起こすと充分な電気がバッテリーに供給されず、その結果、バッテリーの充電量の減少が起こり、バッテリー上がりの原因になります。

また、カチカチ音の元になっているセルモーターの故障の主な原因は経年劣化です。セルモーターの寿命は10~15年で、トラックの部品のなかでは比較的寿命が長いといえます。

バッテリー上がりの原因

バッテリー上がりの主な原因としては、

  • バッテリーの経年劣化
  • エンジンを切った状態で照明やライトをつけっぱなしにしていた
  • 長い期間乗らずに放置していた

などがあります。

バッテリーのトラブルはドライバーの不注意によるものが多く、少し気をつけるだけで回避出来る場合がほとんどです。

バッテリーの経年劣化

トラックのバッテリーの寿命はおおよそ2~3年ですが、トラックの使用状況によっては1年で寿命がくる場合もあります。

バッテリーの寿命が近づくサインとしては、「ヘッドライトが暗い」「パワーウインドウの動きが鈍い」などです。また、バッテリー液が減少するのも寿命が近づいているサインといえます。
定期的にバッテリー液の液量を確認して、規定値の範囲まで入っていなければ補充するようにしましょう。そして、早めの交換をオススメします。

エンジンを切った状態で照明やライトをつけっぱなしにしていた

バッテリー上がりの原因で多いのがライト類のつけっぱなしによるもの。昼間でもヘッドライトをつけて走るトラックもあるため、車庫に戻ってきた時にライトをつけっぱなしにした状態でエンジンを切り帰宅してしまうというドライバーもいます。

たとえばヘッドライトをつけっぱなしにすると約2~3時間、ルームライトをつけっぱなしにすると約5~6時間ぐらいでバッテリーが上がってしまう恐れがあるので、トラックを停車後にライト類の消し忘れがないかチェックするクセをつけましょう。

また、冷蔵・冷凍車などはバッテリーによって冷やす仕組みになっている車両もあるので、冷蔵・冷凍のスイッチを入れたままエンジンを切らないよう注意が必要です。

長い期間乗らずに放置していた

トラックのバッテリーは走行することで充電されます。したがってトラックを長い期間走らせずに放置していると放電が起こり、バッテリーが上がってしまいます。

新品でも約2~3ヶ月、ある程度使っているバッテリーなら1~2週間放置しただけでも上がってしまうことがあります。

会社の都合でしばらく乗らなくなったトラックは、定期的にエンジンをかけたり近場を走行するなど、バッテリーを劣化させない対策が必要です。

バッテリーが上がった際の対処法

車のバッテリー上がりは突然起こることが多いトラブルです。
トラックドライバーにとって仕事道具でもあるトラックが運送中にバッテリー上がりをすると荷物が目的地まで届けられず、仕事に大きな影響が出てしまします。
したがって、バッテリーが上がった時には、いかに迅速に対応するかが重要です。

ここでは、トラックが急にバッテリー上がりが起きた時にどうすればいいのか、その対処法を紹介します。

ジャンプスタートを行う

ジャンプスタートとは、他のトラックとブースターケーブル(充電ケーブル)を繋ぐことで、バッテリーを回復させる方法です。

ジャンプスタートは正しい手順でおこなわないと思わぬ怪我をすることがあります。また、感電や火傷をする恐れもあるので、ゴム手袋や軍手も準備して作業しましょう。
ジャンプスタートの手順は下記のとおりです。

▼ジャンプスタートの手順

手順 内容 ポイント
バッテリーが上がったトラックを安全な場所に停めエンジンを切る。 車庫や空き地など、出来るだけ安全な場所でおこなう。
充電してくれるトラックをバッテリー上がりのトラックに近づける。 トラックどおし、なるべく平行に並べて停める。
トラックどおしをブースターケーブルで繋ぐ。 ケーブルを繋ぐ手順を守る。
充電してくれるトラックのエンジンをかける。 5~10分ほどアイドリング状態を保つ。
バッテリー上がりのトラックのエンジンがかかればブースターケーブルを外す。 エンジンがかかった状態でケーブルを外す。

ジャンプスタートをする時に注意すること

ジャンプスタートに使うブースターケーブルは必ず24V対応のケーブルを使いましょう。12V対応のブースターケーブルは普通車に対応したものなので使うことが出来ません。

また、トラックにジャンプスタートをする時は充電してくれる車両もトラックでなくてはいけなせん。
なぜなら、トラックの電源は24Vで普通車は12Vだからです。普通車の12Vでは24Vのトラックは充電出来ないので注意しましょう。

ブースターケーブルの接続と取り外しの手順

ジャンプスタートをする際にブースターケーブルを使用しますが、接続と取り外し手順を間違えると火傷や感電、火災の危険があるので注意しましょう。

▼ブースターケーブルの接続および取り外し手順

手順 ケーブルの接続 ケーブルの取り外し
バッテリー上がりのトラックの+端子に赤色ケーブルを接続する。 バッテリー上がりのトラックの黒色ケーブルを外す。
充電してくれるトラックの+端子に赤色ケーブルを接続する。 充電してくれたトラックの黒色ケーブルを外す。
充電してくれるトラックの-端子に黒色ケーブルを接続する。 充電してくれたトラックの赤色ケーブルを外す。
バッテリー上がりのトラックの金属部分に黒色ケーブルを接続する。 バッテリー上がりのトラックの赤色ケーブルを外す。

ジャンプスターターを使う

ジャンプスターターとは、バッテリー用の持ち運びが出来る充電器のことで、例えていうと携帯電話のモバイル充電器みたいなものです。

メリットとしては、ジャンプスタートをする時に充電するためのトラックが必要ないこと。
トラックのジャンプスタートは普通車と違い、充電してくれる車両自体を用意するのが難しいことがあるので、ジャンプスターターは便利なアイテムといえます。

但し、ジャンプスターターは使用前に満充電しておく必要があるので、いつでも使えるようにあらかじめ充電しておきましょう。

▼ジャンプスターターの使用手順

手順 内容 ポイント
バッテリー上がりのトラックの
エンジンをオフ。
(ギヤはニュートラル)
エンジンキーを回した状態にしない。
ケーブルを接続する。 ・赤色ケーブル→+端子
・黒色ケーブル→-端子
(この時点ではジャンプスターター側にはケーブルを接続しない。)
ジャンプスターター側にケーブルを接続する(給電開始)。 そのまま数分間放置する。
給電が終ったらジャンプスターターを取り外す。 トラックのエンジンがかかればケーブルを外す。
(エンジンは切らずにそのまましばらく走行する。)

JAFなどのロードサービスを利用する

ジャンプスタートやジャンプスターターでの充電が困難な場合、ロードサービスのJAFを利用することも出来ます。

JAFに連絡すると現場にかけつけ、ジャンプスタートやバッテリーの交換などの対処をしてくれるので、ドライバーは何もする必要はありません。

但し、ドライバーがJAFの会員でない時には作業工賃が高額になる可能性があります。トラックは普通車よりもバッテリー容量が多いため、さらに工賃が高額になることもあるので注意しましょう。

JAFには主に「電話」「アプリ」の2つの連絡方法があります。

▼JAFの連絡方法

連絡先 連絡方法
JAFロードサービス救援コール
(全国共通年 中無休 24時間)
・ナビダイヤル 0570-00-8139
・短縮ダイヤル #8139
JAFスマートフォンアプリ アクセス先:JAFスマートフォンアプリ

 

▼JAFでのバッテリー上がり対応料金

項目 JAF会員の料金 無会員の料金
一般道 無料 8時~20時:13,130円
20時~8時:15,230円
高速道路 無料 ・高速SA、PA内
8時~20時:15,230円
20時~8時:17,320円
・高速SA、PA以外
8時~20時:21,520円
20時~8時:24,650円

※バッテリー交換時の代金や救援時の高速道路通行料は別途かかります。

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MT車の場合は押しがけを行う

MT車(マニュアル車)の場合、「押しがけ」という対処法もあります。

これはエンジンキーをオンの位置にし(エンジンはかけない)、シフトレバーを2もしくは3速に入れてクラッチを踏んだ状態で車外から他の人力で押してもらう方法です。
時速10kmほどの速度が出た時点でクラッチペダルを徐々に離しながらアクセルペダルを踏み、エンジンをかけます。

メリットはジャンプスタートやジャンプスターターが必要ないということです。
しかし、普通車とくらべてトラックは重量があるため押しがけするには大勢の人力が必要になりますし、パワーステアリングやフットブレーキが効きづらくなるため、押しがけ中に接触事故を起こす恐れもあります。

最近ではAT車が多いことや電子制御の車が主流なので、押しがけでの対処法はほとんどしていないのが現状です。

バッテリーの点検方法

日頃から定期的にバッテリーの点検をしておけば、仕事中に突然バッテリーが上がるというトラブルも防ぐことが出来ます。

ドライバーが出来るバッテリーの点検方法は次の2つです。

  1. バッテリー液の液量の確認
  2. バッテリーの電圧の確認

1.バッテリー液の液量の確認

バッテリーは長期間使用していると徐々にバッテリー液が減少してきます。適正な液量はバッテリー本体に表示してある、上限を示す「UPPER LEVEL」と下限を示す「LOWER LEVEL」の間まで入っていれば問題ありません。

バッテリー液が「LOWER LEVEL」より下回っていたら、バッテリー本体上部の補充用キャップを開けてから適量まで液を補充します。

バッテリー液の減少はバッテリー自体の寿命も考えられるので、頻繁に補充が必要ならば新しいバッテリーへの交換も検討しましょう。

2.バッテリーの電圧の確認

バッテリーの劣化は電圧を測ることでも分かります。電圧の測定には電圧測定器を使いますが、電圧測定器は安いもので1,000円ぐらいから通販サイトで購入できます。
エンジン停止状態で電圧を測り、バッテリーの電圧が12.6V以上あれば問題ありません。

電圧が低いとライト類が暗くなったりパワーウインドウの動きが鈍くなったりしてきます。そのような変化に気づいたらバッテリーの寿命が近づいている可能性があるので、早めの交換を検討しましょう。

トラックリース&ローン.comでは、3ヶ月ごとの点検&車検点検を含んだメンテナンスリース契約も承っております。

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エンジンから聞こえるその他の異音

エンジントラブルが起きた時にはカチカチ音の他にも異音が出ることがあります。

・キュルキュル

エンジンキーを回した時に「キュルキュル」という異音が出た時にはエンジンの点火プラグの故障やバッテリーの寿命が考えられます。点火プラグはエンジン始動には欠かせない部品なので、早めに整備工場で交換や点検をしてもらいましょう。
また、エンジンにくわしいドライバーなら、点火プラグを購入して自分で交換することも可能です。

・カリカリ

「カリカリ」という異音はエンジンがオーバーヒートを起こしているサインです。冷却水やラジエーターの状態を確認し、すみやかに整備工場に修理を依頼しましょう。

・ジジジ

「ジジジ」という異音はバッテリーの寿命やエンジンモーターが何らかの異常を起こしているサインです。
エンジンモーターのトラブルは、ロードサービスなどの専門業者に対応してもらいましょう。

トラックのエンジン警告灯が点灯したら?

まとめ

トラックにとってバッテリーのトラブルは絶対に避けたいもの。日頃からバッテリー液量など、目視での点検を実施し、急なバッテリー上がりなどが起きないようにしましょう。
また、使用から2~3年経ったバッテリーはいつトラブルが起きてもおかしくないので、早めの交換をオススメします。
その他ご質問やご相談もお気軽にお問い合わせください。

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よくある質問

Q1:エンジンがかからず「カチカチ」と音がします。電気はつくのですが原因は何ですか?

A1:最も可能性が高いのは「バッテリー上がり」です。 ライトやメーターなどの電気はつくのにエンジンがかからない場合、電装品を動かす微弱な電力はあっても、巨大なエンジンを回すための強力な電力が不足しています。この時、セルモーターのスイッチが入る音だけが「カチカチ」と響きます。まずはジャンプスタートを試すか、バッテリーの電圧点検を行ってください。

Q2:エンジンをかけようとすると「ガガガ」や「ジジジ」と異音がするのは故障ですか?

A2:セルモーターの故障や電力不足の末期症状です。 「ガガガ」という音は、セルモーターのギアがエンジンのギアにうまく噛み合っていない時に発生します。また「ジジジ」という音は、極度のバッテリー放電によりマグネットスイッチが激しくチャタリング(振動)している音です。何度も繰り返すと他の部品を痛めるため、すぐに回すのをやめ、ロードサービスを依頼してください。

Q3:トラックのエンジンがかからない時、「キュルキュル」音が遅い場合は?

A3:バッテリーの寿命、または「ファンベルト」や「点火プラグ」の異常が疑われます。 「キュルキュル」という音がいつもより弱々しい場合は、バッテリーの電圧が低下しています。もし勢いよく回っているのにかからないのであれば、燃料供給の不具合や点火プラグの故障が考えられます。また、エンジン始動後に「キュルキュル」と高音が響く場合は、ファンベルトの滑りが発生しています。

Q4:トラックが「セルが回らない」状態で動かなくなった時の対処法は?

A4:以下の3つのステップを確認してください。

  1. ジャンプスタート: 他の24Vトラックからブースターケーブルで電気を分けてもらう。

  2. ジャンプスターター: 持ち運び可能な専用充電器を使用する(24V対応品必須)。

  3. ロードサービス: JAF等の専門業者に依頼する。 ※トラックは重量があるため、昔ながらの「押しがけ」は危険が伴い、現代の電子制御車やAT車では推奨されません。

Q5:バッテリー上がりの「前兆」はありますか?

A5:電装品の動きや、エンジン始動時の音に注目してください。 「ヘッドライトが以前より暗い」「パワーウインドウの動作が遅い」「エンジンをかける時のセルの回りが重い」といった症状は、バッテリー寿命(約2〜3年)のサインです。これらの変化に気づいたら、早めに整備工場で電圧を測定してもらいましょう。

 

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