【トラック】ダンプの架装メーカーを紹介!

ダンプの架装とは、トラックのシャシー(車台)に荷台や油圧ホイストを取り付け、土砂などの積載物を傾斜させて一気に排出できる機能を付加することです。主要なダンプ架装メーカーには、国内シェアの高い新明和工業、極東開発工業、小平産業の3社が挙げられます。架装の種類は幅広く、一般的な土砂ダンプから、3方向に荷下ろし可能な「三転ダンプ」、建機運搬もこなす「スライドダンプ」などがあります。用途に応じて3tダンプなどの小型から大型まで最適な架装を選択することが、業務効率化の鍵となります。
「ダンプ架装」とは、いすゞ、日野、三菱ふそうなどの自動車メーカーが製造したベース車両に対し、架装メーカーが専用の荷台や昇降装置(ホイスト)を組み付けるカスタマイズを指します。 特に新明和工業のダンプは、耐久性と信頼性に定評があり、業界のスタンダードとして広く普及しています。架装には、土砂の運搬を目的とした「土砂ダンプ」と、ペットボトルやチップ等の軽量物運搬に特化した「土砂禁ダンプ」があり、後者はアオリが高く設計されているのが特徴です。また、3tダンプ架装などの小型クラスでは、街中の狭い現場での取り回しを考慮した多様なバリエーションが存在します。
ダンプは日本のインフラ整備に欠かせない車輛で、道路工事や海上の埋め立てなど、その活動範囲は幅広く、おもに土砂を運ぶためのトラックです。
今回は、ダンプとはどういう車輛なのか、また、架装しているメーカーを紹介します。
ダンプとは
ダンプは平ボディの形状のトラックで、おもに土砂を運ぶための車輛です。土砂等をスムーズに下ろすため、荷台部分が傾斜するよう架装されています。
ダンプには小型、中型、大型の3種類があり、街中の工事現場から大規模工事までさまざまな現場で活躍しています。
このダンプの架装は、トラック車輛専用の架装メーカーが製造しており、自動車メーカーは問いません。
ダンプの種類
ダンプは基本的に土砂を運搬するトラックですが、なかには土砂の運搬が出来ないダンプもあります。
ここでは、ダンプのおもな種類を2つ紹介します。
土砂ダンプ
土砂ダンプは文字通り土砂等を運搬出来るトラックで、さまざまな工事現場で使用されています。
ショベルカー(ユンボ)で積み込んだ土砂や石材等を、目的地の工事現場で運搬し、下ろします。荷下ろしの際に荷台を傾斜させ滑らすように下ろすのが特徴です。
土砂禁ダンプ
土砂禁ダンプは、土砂ダンプよりもアオリが高くなっているのが特徴で、積載量は土砂ダンプよりも抑えられています。
そのため、積荷は土砂ではなくペットボトルやチップなど、土砂とは違い軽量物を中心に運搬するためのトラックです。
土砂ダンプとの違いを分かりやすくするため、土砂禁ダンプには「土砂等運搬禁止」の表示が義務付けられています。
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トラックのダンプの架装メーカー一覧
ここでは、ダンプトラックの架装をおこなっている3つの会社を紹介します。
どの会社も架装メーカーとしては有名企業で、たいていのダンプの架装はこの3社が製造しています。
・新明和工業
-会社概要
| 会社名 | 新明和工業株式会社 |
| 本社所在地 | 兵庫県宝塚市新明和町1-1 |
| 設立 | 1949年11月5日 |
| 資本金 | 15,981,967,991円(2022年3月末現在) |
| 代表者 | 取締役社長 五十川 龍之 |
| 従業員数 | 連結 5,934名 単体 3,017名(2022年9月末現在) |
| 経営理念 |
|
- 引用元:新明和工業株式会社公式サイト
-
-製品 -
土砂運搬ダンプ

リアダンプトラック(天突きダンプ) 三転ダンプ
トラックエフゲート付リヤダンプ
トラックその他の
ダンプトラック
特殊ダンプ![]() |
ローダー ダンプ |
深煽りダンプ | パワーシート付ダンプ | その他 |
・極東開発工業
-会社概要
| 会社名 | 極東開発工業株式会社 |
| 本社所在地 | 〒663-8545 兵庫県西宮市甲子園口6丁目1-45 |
| 設立 | 1955年(昭和30年)6月1日 |
| 代表取締役社長 社長執行役員 |
布原 達也 |
| 資本金 | 11,899百万円(2022年3月31日現在) |
| 従業員数 | 連結3,138名 単独1,093名(2022年3月31日現在) |
| 経営理念 |
|
引用元:極東開発工業株式会社公式サイト
-製品
| ダンプ種類 | |
土砂ダンプトレーラ![]() |
土砂の大量運搬が可能。 |
深あおりダンプトレーラ![]() |
あおりが深いことで大容量の運搬が可能。 |
テレスコ式ダンプトレーラ![]() |
テレスコピックと耐摩耗鋼板を採用し、積載量を向上。 |
大型土砂ダンプ![]() |
低床で積み込みしやすく、低重心のため走行も安定している。 |
フラッティゲート付土砂ダンプ![]() |
岩石などの形状が大きいものもスムーズに下ろしやすいフラッティゲート(上開き式テールゲート)を採用。 |
長尺土砂ダンプ![]() |
荷台が長尺タイプ。 ボデー長さ ・12トンダンプ(GVW22t) 6,000mm~6,500mm、 ・14トンダンプ(GVW25t) 7,500mm~8,000mm |
大型深あおりダンプ![]() |
建築廃材や粗大ゴミなどの軽比重物運搬用。 |
長尺深あおりダンプ![]() |
深あおりダンプのロングボデータイプ。 ボデー長さ ・12トンダンプ(GVW22t) 6,000mm~8,000mm ・14トンダンプ(GVW25t) 8,000mm~9,000mm |
ローツインタワーダンプ![]() |
荷台がフルフラットになっており、雑貨やパレット、飼料など多岐の運搬に対応可能。 |
中小型土砂ダンプ![]() |
積載2~4トンクラスに対応。耐久性抜群。 |
リアダンプ(耐摩耗鋼板仕様)![]() |
耐摩耗鋼板HARDOXを採用で耐久性、軽量化、外観品質の向上。 2021年グットデザイン・ベスト100受賞。 |
2~3トンスライドダンプ![]() |
ダンプ機構とスライド機構を併せ持つことで土砂や建機の運搬が可能。 |
三転ダンプ![]() |
荷台のダンプが後部・左右で可能。狭い道路工事や側溝への土砂の投入などに便利。 |
L&Lダンプ![]() |
L&L(Long&Law)タイプ。長尺ボデーでもダンプ角度を確保するため、専用ホイストメカニズムを採用。 |
|
中小型深あおりダンプ
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あおりが深いことで、大容量の粗大ゴミや産廃物などを運搬出来ます。土砂禁ダンプ。 |
軽ダンプ![]() |
軽自動車を架装したダンプ。土砂ダンプ、多目的ダンプ、清掃ダンプのバリエーション。 |
・小平産業
-会社概要
| 会社名 | 小平産業株式会社 |
| 本社所在地 | 〒323-8611 栃木県小山市稲葉郷1341-1 |
| 創立 | 1938年(昭和13年)10月25日 |
| 資本金 | 1億円 |
| 従業員数 | 224名(非常勤役員・監査役4名含む) |
| 代表者 | 代表取締役社長 小平 武史 |
| 経営理念 |
|
-製品(ダンプトレーラー」「ダンプ)
| ダンプ種類 | 特徴 |
ダンプトレーラーシリーズ![]() |
・リーフサスペンションのコダイラ型 (バーチカルダンプ、ズームダンプなど28種類) ・エアーサスペンションのフラッツモール型(バーチカルダンプやズームダンプなど15種類) |
ダンプボディシリーズ![]() |
バーチカルダンプ、SPダンプ、アルミダンプなど23種類 |
まとめ
ひとことでダンプといっても用途は多岐にわたります。土砂を運搬するにも関わらず、土砂禁ダンプを購入したりしないように、あなたの会社の用途にあったダンプを選びましょう。
トラックリース&ローン.comでは、お客様と希望車両のお打ち合わせをしっかり行い、予算にあわせてご案内させていただきます。
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FAQ(よくある質問)
Q1:ダンプの架装メーカーにはどのような会社がありますか?
A1:国内では「新明和工業」「極東開発工業」「小平産業」が3大メーカーとして有名です。
新明和工業: 「アームロール」でも知られ、圧倒的なシェアと製品ラインナップを誇ります。
極東開発工業: 耐摩耗鋼板を採用したモデルなど、堅牢な作りが特徴です。
小平産業: ダンプトレーラーや大型ボデーに強く、高い技術力を持ちます。 どの自動車メーカー(いすゞ、日野等)の車両であっても、これらの架装メーカーによる製造が可能です。
Q2:3tダンプなどの「小型ダンプ」に適した架装の種類は?
A2:現場の状況に合わせて「強化ダンプ」や「三転ダンプ」が選ばれます。 3tダンプ架装では、土石を運ぶための床板が厚い「強化仕様」や、狭い道でも左右・後方の3方向に荷下ろしができる「三転ダンプ」が人気です。また、ユンボなどの小型建機を載せるために荷台がスライドする「ローダーダンプ」も小型クラスで多用されます。
Q3:新明和工業のダンプ(架装)にはどんな特徴がありますか?
A3:独自の油圧技術によるスムーズな昇降と、豊富な製品バリエーションが特徴です。 新明和ダンプは、土砂運搬用のリヤダンプだけでなく、ゲートが平らに開く「エフゲート付」や、深くアオリを作った「深あおりダンプ」など、現場の細かなニーズに応える製品が揃っています。サービスネットワークも広く、メンテナンス性が高い点もプロに選ばれる理由です。
Q4:「土砂ダンプ」と「土砂禁ダンプ」の架装の違いは何ですか?
A4:アオリ(荷台の囲い)の高さと、運べる物の「比重」が違います。
土砂ダンプ: 重い土砂を運ぶためアオリは標準的な高さで、強度が重視されます。
土砂禁ダンプ: 建築廃材やチップなど「軽くてかさばる物」を運ぶため、アオリが非常に高く(深あおり)作られています。土砂を積むと過積載になるため、法律で「土砂等運搬禁止」の表示が義務付けられています。
Q5:中古でダンプを購入する際、架装部分のどこをチェックすべき?
A5:油圧ホイストのオイル漏れと、荷台(床板)の腐食・凹みを確認してください。 ダンプ架装部分は過酷な環境で使われるため、シリンダーからのオイル滲みや、荷台がスムーズに上下するか、異音がしないかが重要です。また、床板がボコボコに凹んでいると、土砂の滑りが悪くなり作業効率が落ちる原因になります。



















