2024/08/06

2トンショートの積載量や料金目安はどれくらいかを解説！

2トントラック（2tトラック）は小型トラックともいわれ、小回りが利くことから、大都市や狭い住宅地の荷物の配送や引っ越し等に多く使われています。

その2トントラックには「ショート」と「ロング」があることをご存じでしょうか。
同じ積載量は2トンでも「ショート」と「ロング」によって使用目的やサイズ、レンタル料金や引っ越し料金が違ってきます。

今回は、2トントラックについて、ショートとロングの違いと引っ越しを例にレンタルと引っ越し業者、それぞれの料金がどれぐらいなのかを比較して解説します。

2トンショートトラックとは

2トンショートトラックは２トンの積載量で、車軸間距離や全長が比較的短いタイプのトラックです。
主に、都市部などでの荷物の輸送や引っ越しの際に使われています。

2トントラックにはショートとロングがあり、違うのは荷台の長さです。基本的に全幅と全高は変わりません。
荷台の内寸が3m前後が2トンショート、4.3ｍ～4.5ｍ前後がロングと呼ばれています。なかには「超ロング」といわれるトラックもあり、荷台は5ｍ前後もあります。

2トントラックのサイズ

ここでは2トントラックのショートとロングのサイズを紹介します。
トラックメーカーによって微妙に違いはあるものの、大まかなサイズは次のとおりです。

また、荷台寸法は平ボディやアルミバン等タイプで違います。

2トンショートトラック

平ボディ、アルミバン、幌付き等の種類があります。

全長：4.7ｍ以下
全幅：1.5～2ｍ程度
全高：2ｍ程度

2トンロングトラック

クレーン付き平ボディ、アルミバン、冷凍冷蔵車等の種類があります。

全長：6ｍ程度
全幅：1.5～2ｍ程度
全高：2ｍ程度

2トントラックの積載量

2トントラックは読んで字のごとく、最大積載量が2トンまでと思いがちですが、実際には2トン～2.9トンまで積めるトラックのことを指します。
ショートとロングによって積載量や使用目的が異なり、おもにショートは引っ越しや宅配等、ロングは4トントラックでは入れない道路や高さ制限のある搬入場所で活躍します。

2トンショートトラック

平ボディ、アルミバン等、サイズによって積載量は変わります。
平ボディ車はワゴン車と同程度の大きさなので、小回りが利き、運転もしやすいです。
運転には「準中型免許」以上が必要です。

トラックのタイプ	最大積載量
平ボディ	2トン～2.9トン
アルミバン（箱車）	2トン

2トンロングトラック

平ボディ、アルミバン等、サイズによって積載量は変わります。
また、積載量もショートと変わりますので、運転免許の区分も変わってきます。
最大積載量が2トンを超えるタイプのほとんどは「中型免許」の取得が必要です。

トラックのタイプ	最大積載量
平ボディ	2.4トン～2.6トン
アルミバン（箱車）	2.95トン

2トントラックに積める荷物量

2トントラックにはどれぐらいの荷物が積めるでしょうか。
ここでは、2トントラックを多く利用する引っ越しを例にとり、積める荷物量を紹介します。

2トンショートトラック

引っ越し対象者	積める荷物の種類	積める段ボール箱の数
単身者	・20型テレビ・小型冷蔵庫・棚（小サイズ）・シングルベッド・布団・電子レンジ・洗濯機・椅子・小型テーブル	みかん箱で約80個（約6立方メートル）

2トンのショートは単身の引っ越し向けです。
また最近は、一人暮らしの引っ越し用に、かご台車に荷物をいれた状態で運搬するサービスもあります。

この場合はパワーゲート付のトラックのため、積載量は多少減ります。

2トンロングトラック

引っ越し対象者	積める荷物の種類	積める段ボール箱の数
2人暮らし	・32～40型テレビ・中型冷蔵庫・食器棚・ダブルベッド・布団（2人分）・電子レンジ・洗濯機（ドラム式含む）・掃除機・椅子（2脚）・中型テーブル・ソファ（二人掛け）・タンス・デスクトップパソコン・カラーボックス2～3台	みかん箱で約130～140個（約10立方メートル）

2トンロングはおもに2人暮らしの引っ越し向けです。このようにショートよりも多くの荷物を積むことが出来ます。
単身者で荷物が多い人や、2人以上で暮らしている世帯は、2トンロングのトラックを手配するのがいいでしょう。

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2トントラックの料金目安

2トントラックで引っ越しをお願いする場合、料金はどれぐらいかかるのでしょうか。
おすすめなのは、ネット検索でさまざまな引っ越し業者から見積もりを取ることです。全く同じ条件でも、業者によって料金は違ってきます。
適当に業者を決めてしまうと、高額な料金を請求される恐れもあるので、注意が必要です。
もし、近距離で荷物が少ないなら、自分で引っ越しをするのもいいでしょう。トラックをレンタルするだけで人件費もかからず、費用を安く抑えることが出来ます。

ここでは、トラックを自分でレンタルした場合と引っ越し業者に頼んだ場合の料金を紹介します。

2トンショートトラック

①トラックをレンタルした場合

6時間まで	12時間まで
13,000円～17,000円	13,000円～20,000円

どのレンタカー会社も3・6・12・24時間と区切って料金設定をしていますが、引っ越しの場合、時間配分をよく考える必要があります。

現在地から引っ越し先までの移動時間
引っ越し先での荷下ろしにかかる時間
引っ越し先からレンタカー会社までの移動時間（トラックの返却）

自分で引っ越しをする場合は、業者よりも時間がかかることを考慮し、余裕をもった時間設定をしましょう。
レンタル時間を過ぎると超過料金を発生する場合があるため注意が必要です。

②引っ越し業者に頼む場合

	～15km未満（同市町村程度）	～200km未満（同一地方程度）
通常期（5月～2月）	平均 27,000円～32,400円	平均 41,750円～50,000円
繁忙期（3・4月）	平均 35,640円～44,000円	平均 61,000円～81,000円

※参照元：引越し侍

引っ越し業者に頼むと、「人件費・燃料代・梱包代」などが加算されるため、自分でトラックをレンタルするよりも費用が高額になります。
しかし、プロの業者におかませすると、引っ越し時間の短縮や自分でほとんど何もしなくていいというメリットがあります。

また、引っ越し先が長距離になるほど料金が割安になるため、自分でやるより業者に頼んだ方がお得かもしれません。
但し、荷物の量を見極めないと台車に積めなくなることもあるので、注意が必要です。

2トンロングトラック

①トラックをレンタルした場合

6時間まで	12時間まで
13,000円～19,000円	15,000円～23,000円

2トンロングはショートより積載量が増える分、若干料金が高めです。

1人暮らしでも荷物が多い場合は、2トンロングを選択することをおすすめします。
プロの業者は荷室スペースに効率よく積めますが、素人だと荷物の量に見合ったトラックの選択に悩んでしまいます。

そのため、実際の荷物の量より余裕をもつ意味でも、2トンロングをレンタルするのがいいでしょう。

②引っ越し業者に頼む場合

	～15km未満（同市町村程度）	～200km未満（同一地方程度）
通常期（5月～2月）	平均 60,000円	平均 97,000円
繁忙期（3・4月）	平均 80,000円	平均 145,000円