トラックの寝台で快適に過ごせるポイントやアイテムを紹介!
長距離ドライバーはその仕事柄、車中泊をすることも少なくありません。
大型や中型のトラックにはドライバーが快適に過ごせるように運転席の後部にベッド代わりになる寝台スペースが確保されているタイプがあります。
ドライバーはこの寝台でいかに快適に過ごすかが重要です。車内でしっかり休めないと次の仕事にも影響が出るからです。
今回はトラックでの車中泊を快適に過ごすポイントや、車内で使える便利なアイテムなどを紹介します。
トラックの寝台は快適なのか
トラックの寝台は長さが大型車で210〜220cm、中型車が170〜190cmほどあり、よほど高身長なドライバーじゃなければ、十分足を伸ばして横になれる長さです。
一方、横幅は大型車で約65cm、中型車で40〜60cm程度で、体格のいいドライバーには寝返りがしにくいかもしれません。
寝つきのいいドライバーなら問題ないのですが、神経質な人や寝つきの悪い人だとエンジン音が気になったり外の騒音が気になったりと、なかなか眠れないことも考えられます。
しかし、自宅のベッドとまではいかなくても、足を伸ばして眠れるのはトラックならではではないでしょうか。
トラックの寝台を快適に過ごすためのポイント
ドライバーはトラックの寝台での車中泊を快適に過ごすため、いろいろなグッズを揃えたり環境を整えたり、さまざまな工夫をしています。
車中泊を快適に過ごすためのポイントは主に4つあります。
日光
昼間にトラックの寝台で仮眠する場合、気になるのが日光です。少しでも窓から日の光が差し込むと、なかなか眠れないというドライバーは多いでしょう。
人は日光を浴びることで脳が覚醒するので、熟睡することができなくなります。トラックで快適に仮眠するためには日光を遮る対策が必要です。
騒音
トラックドライバーは昼夜問わず走っているため、休憩や仮眠がいつできるかはその状況によって変わります。したがって、昼間の時間帯は周囲の騒音が気になって仮眠ができないという人もいるでしょう。
できるだけ静かな場所に車を停める、仮眠の時間帯を夜にするなどの対策が必要です。
温度・湿度
寝台で快適に休むには車内の温度と湿度も重要。トラックの車内は普通車よりも狭いので、比較的エアコンも短時間で効くので、温度調整もしやすいです。
エアコンは夏も冬も基本的に25℃ぐらいに設定し、そこから好みに合わせて調整するのがベストです。
姿勢
ドライバーのなかには寝台の寝心地が悪くて眠れないという人もいます。寝心地が悪い原因は主に寝台の凹凸です。
さらに寝台の幅が40~65㎝ほどなので、寝返りが打てなくて熟睡ができないという人もいます。
ドライバーが寝台で仮眠や休息をとる時は心地よい姿勢で横になれることが重要です。
トラックの寝台を快適にするアイテム
トラックの車内で快適に過ごすためのアイテムはトラックショップやホームセンター、または大手通販サイトなどで手に入れることができます。
ちょっとした工夫をすることで、のんびり快適に休める車内空間を作り上げることが可能です。
高反発マットレスや枕
寝台の凹凸が気になる人には高反発のマットレスがおすすめです。敷くだけでほぼフラットになり、腰への負担も軽減されるので、熟睡しやすく目覚めも爽快です。
また、睡眠には枕も大事。マットレスと同じく高反発のものを選ぶのがいいでしょう。
価格はマットレスが1万円前後、枕は2,000円ぐらいから手に入ります。
できるだけ自宅のベッドや布団と同じような寝心地に近づけるように、各メーカーもさまざまな商品開発がされています。
断熱、遮光カーテン
昼間に仮眠するなら遮光カーテンは必須。周囲の光を遮ってくれるだけでなく、外から覗かれる心配もないので安心です。遮光率が99%以上のものがおすすめ。
値段はピンキリですが、サイドの窓とフロントガラスまで全て覆うタイプで4,000円ぐらいから手に入れることができます。
また車種によって、カーテンフックやカーテンレールを用意する必要があります。
アイマスク
カーテンを閉めて仮眠まではいかなくても、荷積みや荷下ろしのちょっとした待機時に休息したい場合にはアイマスクがおすすめです。安いものなら1,000円ぐらいから手に入ります。
耳栓
周囲の音やエンジン音に敏感な人は耳栓をすることで、ほとんどの音を防ぐことができるので携帯しておくといいでしょう。
遮光カーテンを閉めて耳栓をすることで、心理的にも静かに感じて、安静に休めます。
扇風機
エアコンが苦手という人は扇風機を利用するのがおすすめです。最近は手軽に持ち運べる扇風機が多く出回っており、乾電池式やシガーソケットから電源を取るタイプなどさまざまです。
特にトラック用ではなくても市販の小型扇風機を持ち込んで利用してもいいでしょう。
電気毛布
冬場に寝台で仮眠するなら電気毛布があると便利です。エアコンと併用することで温かい車内で快適に休息できます。
注意したいのがシガーソケットの電圧です。普通車は12vですが、トラックは24vなので間違わないようにしましょう。
まとめ
トラックで長距離を走るには質のいい休息が重要になってきます。十分に休むことで仕事も効率よくこなすことができるからです。
狭い車内でできるだけ快適に過ごすため、あなたのお好みに合ったアイテムを探してみて下さい。
その他ご不明点やご質問もお気軽にご相談ください。