トラックのバッテリー上がりの対処法を詳しく解説!
自動車を運転する中でよくあるトラブルの1つが「バッテリー上がり」でしょう。これはトラックにも起こり得るトラブルの1つなのですが、仕事で使うことの多いトラックでバッテリー上りが起これば、パニックに陥ってしまう方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、トラックがバッテリー上がりを起こした際の正しい対処法について解説します。
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バッテリーが上がっているかどうかを確認する方法
自動車が動かない時に「あれ?バッテリーが上がっちゃったかな?」と考える方は多いでしょう。しかし、自動車が動かなくなる理由はさまざまなものであり、場合によってはバッテリーではなくエンジンやその他の部品がトラブルの原因になっているケースもあります。
そこで、起こっているトラブルが本当にバッテリー上がりかどうかを確認する方法について解説します。
キーを差し込んでセルモーターが回るかどうか
まずは、トラックにキーを差し込んで、セルモーターが正常に回るかどうかを確認してください。もし、セルがきちんと回転しない場合は、トラックのバッテリーが上がっている可能性が高いといえます。
具体的な症状としては、キーを差し込んだ際に「キュルキュル」と音を立てているがエンジンが動かない場合は、トラックのバッテリーが弱っている可能性があります。一方で「カチカチ」といった音を立てているときは、トラックのバッテリーが上がっている可能性が高いです。
もし、セルがきちんと回っているにも関わらずトラックのエンジンが動かない場合は、バッテリー以外に原因があるケースが疑われます。そのの場合は修理の必要がありますので、後述するバッテリー上がりの対処は行わず、すぐにJAFやロードサービスを使って救援要請をしてください。
警告灯が点灯しているかどうか
次に「警告灯」を確認してください。トラックに何らかのトラブルが発生している場合は、警告灯が点灯しているはずです。また、点灯している警告灯の色によって症状の危険度が異なる点にも注意が必要になります。
もし、警告灯が赤色に点灯している場合は、危険な状態を表しています。すぐに修理する必要がありますので、JAFやロードサービスを利用してすぐに修理してもらってください。黄色の場合は注意を表しており、緑の場合は危険性はないことを示しています。
JAFやロードサービスに連絡するにあたっては、警告灯の点灯の有無と、点灯している場合は何色に点灯しているのかを伝えると良いでしょう。警告灯の点灯の仕方によって、具体的に何が起こっているのかを知ることができますが、これはトラックの説明書に記載されているはずです。いつでも確認できるように、トラック内のすぐに取り出せる場所に説明書を補完しておくことをおすすめします。
トラックのバッテリー上がりの原因
トラックのバッテリーが上がってしまう原因はさまざまなですが、多くの場合は「運転手のミス」にあります。
たとえば「室内灯を消し忘れたままトラックを放置した」「エアコンなどの機器を長く使い過ぎた」といった場合は、バッテリーの充電不足に対して消費電力量が大きすぎるため、バッテリーが上がってしまう可能性が高いでしょう。また、長くそのトラックを運転せずに放置していた場合も、自然放電により充電不足に陥ります。
あとは、バッテリー自体が寿命を迎えようとしている可能性もあります。いずれにしても、運転手が室内灯やエアコンを切り忘れていたり、長期のメンテナンス不足といった、運転手側のミスがバッテリー上がりの原因になってしまっているケースが多いでしょう。
トラックのバッテリーが上がった際の対処法
トラックのバッテリーが上がってしまった場合、適切に対処することで復旧させることが可能です。
ジャンプスタートを行う
救援車(別のトラック)を呼べる場合は「ジャンプスタート」という方法でバッテリーを復旧できます。
1,バッテリー上がりのトラックのキーをオフにしてパーキングに入れる
2,救援用のトラックをバッテリー上がりトラックに近づける
3,トラックのバッテリー同士をブースターケーブルでつなぐ(プラス端子に赤色ケーブル、マイナス端子に黒色ケーブル)
4,救援用のトラックのエンジンをかける
5,バッテリー上がりのトラックのエンジンがかかることを確認する
6,ブースターケーブルを外す
ジャンプスターターを使う
「ジャンプスターター」という携帯用のバッテリーをお持ちの場合は、救援用トラックを使わなくても単独でバッテリーを復旧できます。事前にスターターに十分な充電をしておく必要がありますが、いざというときに迅速に復旧できるので常備しておくことをおすすめします。使い方は、スターターの説明書を確認してください。
JAFなどのロードサービスを利用する
「JAF」の会員であれば、電話(0570-00-8139または#8139)でロードサービスを利用できます。会員でない場合もお金を支払えば利用でき、条件次第ですがおおむね15,000円~25,000円でバッテリー上がりを直してもらうことが可能です。上記の方法は特定の道具や救援車を必要としますので、これらを用意できない場合は利用しましょう。
MT車の場合は押しがけを行う
トラックがMT車の場合であれば「押しがけ」という方法があります。エンジンを停止して人力でトラックを押すことでエンジンをかける方法ですが、ブレーキやパワーステアリングの誤作動によって事故が発生する可能性があるので、あまりおすすめできません。念のため方法を解説しておきますが「そんな方法もあるのか」と参考程度に覚えておき、これを利用しなければならない場合はロードサービスを利用することをおすすめします。
1,周囲の安全を確保する
2,トラックのエンジンを切ってからギアを2~3速に入れる
3,クラッチを踏んだまま後ろからトラックを押してもらう
4,トラックが進み始めたらアクセルを踏んで進む
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トラックのバッテリーの点検方法
トラックのバッテリー上がりは、できる限り未然に防ぎたいところです。そこで重要なのが「日ごろの点検作業」になります。
まず、バッテリー液の量がUPPERとLOWERの間にあるか確認してください。もし、LOWERより下の場合は、バッテリー液を補充しましょう。
次に、バッテリーの電圧を測ってみることも重要です。ガソリンスタンドや整備工場では「テスター」という機械を使って、無料で電圧チェックをしてくれるところもあります。もし、チェックで「電圧が弱っている」と診断された場合は、バッテリーの交換も視野に入れることをおすすめします。
トラックのバッテリーは定期交換が必要
トラックのバッテリーの寿命は、トラックの運用方法にもよりますが、おおむね2~3年で寿命を迎えるとされています。前回のバッテリー交換から3年が経過したら、バッテリー上がりを起こしていなかったとしても、バッテリーを交換するようにしましょう。
もちろん、バッテリー以外の部品についても、必要に応じて修理や交換をすることをおすすめします。たとえば警告灯でトラブルが発生して、JAFや修理工場で修理してもらった際に部品の交換を勧められたら、できるだけ早いタイミングで交換することをおすすめします。
トラックの日常的な点検と、必要に応じた迅速な修理交換は、トラックを安全に運用するために欠かせないことです。事故のリスクを少しでも抑えるためには、定期的なメンテナンスと、異常が発生した際の迅速かつ適切な対応が求められます。
トラックリース&ローン.comでは、3ヶ月事(定期点検)&車検点検を含むメンテナンスリースのご契約も可能です。
基本的には別途整備代が必要にならず、定期メンテナンス時にかかった費用は全てリース料内で完結できます。
まとめ
トラックのバッテリーが上がってしまうと、最初は慌ててしまうかもしれません。しかし、適切に対処すれば最低限の影響だけでバッテリーを復旧し、再びトラックを走らせることができるでしょう。バッテリーの寿命が近づいたら、できるだけ早めに交換することを検討してください。
その他ご質問やご相談もお気軽にお問い合わせください。